2009年9月25日金曜日

温泉保養のススメ(9/25配信)



(177)戦後の温泉旅館を発展させた先達
今日は、昨日うちの親父と親交のある旅館の大女将がなくなったので急遽予定を変更し営業は取りやめました。 うちの母と同じで戦後木造の旅館から近代的なビル旅館へ高度経済成長の波に乗り夫婦で頑張って成長させ子供達を大学に進学させて旅館が大きくなっても沢庵漬け、白菜漬け、梅干などや、蕗の佃煮などを一生懸命作っていました。 体を動かすことを本当にいとわなかった母を思い出しました。 今は、時代が変わって私は、お客様を集客するためにコンピュータとにらめっこして四六時中気の休まることがなく弱気になりますが、母やその女将の苦労を考えればまだまだ修行が足りないと思います。 戦後温泉旅館を発展させた先達は、建設工事と営業を旦那が、受け入れを奥さんが、担務し寝る間も惜しんで事業を発展させてきました。 戦争でも兵役に行ったり苦労を重ねてこられた世代です。 せっかく努力して成長させた現代は、情報氾濫の世界で住み難くなっているかもしれません。 うちのオフクロも旅館の行く末を心配しつつ私には、「ありがとう」と最後の入院の前のクリスマスの花火大会の音を聞きながら話してくれたことを思いだすと涙がうかびました。 まだまだ頑張らなくてはいけないと実感しました。 今日の熱川温泉の海は、亡くなられた大女将を送るように静かな夕暮れを迎えています・・・・・
↓当館のオフィシャルサイト↓
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