
(8月29日配信)新規国債発行も円高デフレの元凶!政府発行通貨導入の必要性
平成22年度の国家予算92兆円に対し国債新規発行額が44兆円となっています。 日本の通貨流通量は70兆円となっています。 国債発行残高が460兆円、円の発行量が700兆円、発行した円の約7割が国債により流通しない死金になっています。 国債発行により死金が増え、貨幣流通量が減るので、他国の通貨に対し円高になりデフレスパイラルに陥る。 現在の円売り外貨買いの買いオペ中心の市場介入は、根本的な通貨流通量の調整を行わないと限界的だと思います。 1ドル=100円台に持ち込むには流通量を現在の20%増しの84兆円に持ち込む必要があります。平成22年度予算92兆円を例にすると、不足する原資を100%新規国債で賄うのでなく、新規国債30兆円、政府発行通貨14兆円で賄えば理論的には通貨流通量を84兆円に調整することができます。 現在の円高デフレは、外国の経済危機だけでなく円の流通量の問題や、新規国債に頼った財政出動など複合的に出来上がっているので日銀単体では通貨管理にもう限界が来ているのが現状です。 ここ数10年デフレ傾向が続いているのもそれを証明しています。 今こそ政府が主体となった抜本的な打開策を実行すべきだと思います。 今のデフレ(経済収縮)は、経済を不活性化させ、空洞化を招きます。 国際標準化が進んだ国内観光市場において円の為替水準は生死を分けるファクターとなっています。 そう何度も抜本策は打てませんが正に「時は今」だと思います。 国債は「将来の子孫に災いを残すだけでなく現在の経済収縮を起こしています。政府の責任による政府発行紙幣14兆円札を1枚発行し通貨流通量を増大させ円高デフレを解消してもらえば民間の自助努力も発揮できると思われます。 オージービーフの仔牛のフィレ肉を使った「選べるビーフ」も9600円で売れ始めておりますが、そろそろ円安に振れて1ドル=100円台を目指してもらえれば国内旅行市場も活性化します。 一部の旅行会社では、今年は国内旅行が2割減、海外旅行が1.5倍以上になる見込みですが、このままデフレと比例して収縮する国内旅行市場・円高の影響を受けるインバウンド市場に身を置く私としては抜本対策を待ち続けるしかないのかもしれません
↓当館の公式サイト↓
http://www2s.biglobe.ne.jp/~shiun-ho/
0 件のコメント:
コメントを投稿