2010年7月30日金曜日

続温泉保養のススメ(第7話)


(7/30配信)ステーキな夏休み向け新商品を発売!
 この頃は熱中症の話題が多く取り上げられています。 熱中症には水分補給とスタミナが一番と聞いております。 夏休みに向け商品の改廃を行っておりますが、今回オージービーフのフィレ肉を使ったステーキをメインとした宿泊プラン「オージービーフ100gフィレステーキ【夏休み決定版】ステーキな夕会席付の1泊2食付宿泊プラン」を発売することにいたしました。このプランで使用するオージービーフは黒毛和牛の流れをくむオージービーフで日本人好みに品種改良されたものです。 以前は、高級和牛の陶板焼きをメインに下商品を展開しましたが、口蹄疫問題もあり今後の和牛の高騰も想定されるので、価格と品質の安定したオージービーフ100gのフィレステーキをメインとした商品とすることにいたしました。グローバル化が進む中、お客様に提供する食材も世界から求める時代になってきています。 価格も夏や休み期間が、お一人様13,800円、お盆が18,800円、麗とサマーの平日が10,800円、土曜日が13,800円の設定でお求め安くなっておりますのでこの夏のヒット商品となることを期待いたしております。
↓当館のオフィシャルサイト
http://www2s.biglobe.ne.jp/~shiun-ho/

2010年7月25日日曜日

続温泉保養のススメ(第5話)


(7月24日配信)熱川温泉の夏は、イベント盛りだくさん
 22日・23日は、熱川温泉の一大イベントの海上花火大会が実施されました。 熱川温泉観光協会長として最初のイベントでしたが、イベント事業部長の池田康貢ホテル志なよし社長と会長代行の嶋田愼一朗熱川プリンスホテル社長を中心に温泉場の皆さんが一致協力してイベントを盛り上げていただきましたので私自身は、7月20日の最終打ち合わせ会に一回出席しただけで無事に大役をこなすことが出来ました。 昨日本部テントで稲取温泉の観光協会長に「熱川はいいな」と言われやや鼻高々でした。 花火は中国・台湾・韓国から来た留学生にも好評でした。 来年は、口コミで3国からのインバウンド観光客も花火大会目当てに来ていただけるかもしれません。
 イベント事業部長の池田さんは、家族連れのお客様に楽しんでもらおうと、午前中浜辺南側9時45分で綱引き・ドッチボール・ビーチスポーツ大会を本日から8月21日まで開催します(雨天中止)。 今まで好評だった魚のつかみ取り大会も午後3時集合で海北側にあるシーサイドプールで明日から7月31日までと8月19日から21日まで開催されます。 また8月1日から3日まで海岸中央の熱川ホットパークでは、19時30分から21時までちびっこ和太鼓教室が実施されます。7月25日から8月25日まで熱川バナナワニ園では、オオニバスに乗ったり、ゾウガメと遊んだり、ワニタッチングが出来る2010夏のワニッコ祭りが午前9時から午後4時まで開催されます。 今年の熱川温泉の夏休みは、イベントが盛りだくさんです。 少しでも夏休みのいい思い出が出来ればと温泉場の皆さんの一生懸命さが伝わってくるような気がします。
↓海辺の料理温泉旅館紫雲閣ホテルオグラの公式サイト↓
http://www.atagawa-shiunkaku.jp/

2010年7月21日水曜日

続温泉保養のススメ(第4話)


(7月21日配信)拡大するインバウンド市場
 日本人の国内観光市場は、年々縮小傾向になってきていますが、1991年に385万人の訪日外国人数が、2008年835万人と倍以上に伸びています。 小泉純一郎首相が提唱した「ようこそジャパン」キャンペーンの効果が現れた状況になっていますが、インバウンド市場にどう向き合うかが、温泉旅館の生き残り戦略となっています。 製造業でも自動車会社の海外進出に部品メーカーも生き残りをかけ海外進出したように日本の温泉旅館も国内需要の落ち込みに代わる海外需要の拡大に目を向ける必要に迫られた状況と同じ状況です。 確実に拡大するインバウンド市場に活路を求めることが温泉旅館の命題となっております。 当館では、スタッフの国際化(中国、台湾、韓国のスタッフの受け入れ)を進めインバウンドの団体・個人客の受け入れに成功いたしております。 7月22日・23日の海上花火大会も年々インバウンド観光客が増えてきています。 現在熱川温泉の国際化に向け国際産学交流協会・日本旅行を中心として富士山静岡空港を活用したインバウンドの新モデルコースの策定準備を行っております。 また東伊豆町では東京大学・日本工営を中心とした中国本土でのインターネット情報発信事業も実験段階に入っております。 来年からは、ファムトリップ誘致を行い熱川温泉インバウンド活性化元年と致したいと考えております。 2015年までの間に温泉旅館の新しい国際標準モデルが確立できるかが、温泉旅館再生の試金石になりそうな予感です。 
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2010年7月20日火曜日

続温泉保養のススメ(第3話)


(7月20日配信)経済成長ともに変わる温泉旅館のもてなし
  経済の成長とともに旅館に求められるもてなしも変化して参りました。高度成長時代は、経済成長の原動力だった健常者男性の憩いの場として旅館もコンパニオン・芸者の入る団体宴会型のおもてなしが全盛で、バブル期には、お客様に非日常の演出をしたコスト積み上げ式のおもてなしをし、ビックバーンで多様化する価値観に対応したおもてなしを研究し、リーマンショック前は、贅をつくした高級路線のおもてなしとシンプルで価格訴求型のおもてなしに二分化されました。 リーマンショック以降の成熟経済期は、海外旅行と国内旅行のすみわけが進み、国内旅行は、静的な観光が主体となり、静養(Rest)、癒し(Healing)、保養(Recuperation)に対応したおもてなしが求められてくると思います。 中国人観光客を主体としたインバウンドも増加すると思いますが、旅行日程が忙しく、旅館では、夕食・朝食・宿泊の機能的サービスが求められるので温泉旅館のおもてなしは、ここ5年間はますます静養(Rest)、癒し(Healing)、保養(Recuperation)に特化したおもてなしになると思います。  今後も温泉旅館のおもてなしは、時代とともに変化する温泉旅館のおもてなしは、グローバリゼーションの中本来のおもてなしに収斂してきているのかもしれません。 
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2010年7月18日日曜日

続温泉保養のススメ(第2話)


(7月19日配信)今年の夏休みは、海外旅行が好調か?
  円相場は、1ドル=86円台で円高となり、日本の景気も好調の状況となると海外旅行需要が増大するのは、ここ数年の旅行市場の動向です。  国内旅行の宿泊産業の多くは、ここ数年景気が悪くなると利用客数が減少するが、景気が上昇しても利用客数が戻ってこない現象が続いていると良く言われますが、競争相手の海外旅行を無視してはいけないと思います。 日本の旅行市場は、すでにグローバリゼーションが到来しています。 この夏休みは、海外旅行が堅調に伸び、国内旅行は、微増となる見込みだと思います。 円安で好景気なら国内旅行にも希望が持てますが、ここ数年、円安・不景気と円高・好景気の繰り返しとなっています。 1万円かからずに往復の航空券・宿泊がセットとなる海外旅行プランが全盛となっています。 こうゆう格安海外旅行は、買い物のバックマージン等で帳尻合わせをしていますが、利用客も割り切って利用すればそんなに不自由なく旅行できます。 国内旅行に消費者が求めるものも変化してきています。 今までは、アクティビティなど海外旅行の要素を取り入れてきた国内旅行ですが、動的な海外と静的な国内という対立軸が旅行市場に生まれつつあります。 静養(Rest)、癒し(Healing)、保養(Recuperation)が国内旅行のキーワードとなるものと思われます。  熱川温泉の海水浴は、生理食塩水の同じ濃度の海水に浸かり、大地の恵の温泉に浸かり、潮風を感じながら足湯につかる、のんびりとした体を休める夏休みとなります。 あくせく動く動的な夏休みは海外へ、のんびり、ゆったりとした夏休みは、伊豆熱川温泉の紫雲閣ホテルオグラへ使い分けされる時代になってくるかもしれません。 7月22日・23日は、熱川温泉の花火大会が行われます。 小さな温泉場の花火大会も観客も6000人程度でこじんまりしてオススメです。 写真は去年の花火です。
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続温泉保養のススメ(1)


(7月18日配信)円高と不透明な先行きで温泉保養は節約型。
  温泉保養のススメも292話まで書き続けましたが、平成22年5月16日までの記述で途絶えてしまいました。 私自身が旅館組合長と観光協会長を兼務する形で仕事が忙しくなりなかなか執筆できなくなりました。 今回心機一転し「温泉保養のススメ」の続編として「続温泉保養のススメ」を120話を目標に執筆したいと思い再度キーボードをたたくことに致しました。 
 参議院選挙が終わりましたが、熱川温泉観光協会長は、東伊豆町明るい選挙推進委員も兼務となり、2日間不在者投票の立会い人を行うことになりました。投票時意外は、読書をしてもイイコトになっていましたので、不在者投票会場の図書館から本を一冊借り一日で読み終えました。吉越浩一郎氏の書いた「どの会社でも結果を出すCEO仕事術」という本でした。CEOとは、現場を意識した最高経営責任者で日本型経営者とは違う常に社員と緊張関係を持ちながら会社の経営に当たるながらプライベートと仕事を区別するライフスタイルは、ずいぶん昔自分自身が外資系の銀行で学んだ正にビジネススタイルでした。 今まで何でも自前で揃えようとした日本型経営手法にこだわり過ぎていた自分自身にいい気付きを与えてくれた本でした。 自前のものがダメなら、アウトソーシングする。 行き詰れば人を替えてみる。替える人材が自社にいないなら他社から人材を求める。 経営が行き詰れば、他社から経営者をスカウトする。 米国の企業なら当たり前のことが未だ日本の中小企業では、旧日本陸軍の精神論で補給無き消耗戦を展開している。 それが現代の温泉旅館経営の問題点であることに気がつきました。 目を観光消費に転ずれば、円は、1ドル86円の高水準、政治は、衆参ねじれ国会で不透明、国内観光消費にとっては最悪の逆風下と言っても過言でない状況でこれからも節約型国内観光消費となることが想像できます。 この7月から外部からCEO、COOを当社に迎え入れ紫雲閣ホテルオグラを、国内観光激動期を乗り越えられる体制に変身させなくてはいけないと思っております。 節約型の温泉保養に対応した温泉旅館に変身できるかがここ3年間の国内観光市場で生き残れるか生き残れないかの境目となると思います。

参議院選挙が終わりましたが、熱川温泉観光協会長は、東伊豆町明るい選挙推進委員も兼務となり、2日間不在者投票の立会い人を行うことになりました。投票時意外は、読書をしてもイイコトになっていましたので、不在者投票会場の図書館から本を一冊借り一日で読み終えました。吉越浩一郎氏の書いた「どの会社でも結果を出すCEO仕事術」という本でした。CEOとは、現場を意識した最高経営責任者で日本型経営者とは違う常に社員と緊張関係を持ちながら会社の経営に当たるながらプライベートと仕事を区別するライフスタイルは、ずいぶん昔自分自身が外資系の銀行で学んだ正にビジネススタイルでした。 今まで何でも自前で揃えようとした日本型経営手法にこだわり過ぎていた自分自身にいい気付きを与えてくれた本でした。 自前のものがダメなら、アウトソーシングする。 行き詰れば人を替えてみる。替える人材が自社にいないなら他社から人材を求める。 経営が行き詰れば、他社から経営者をスカウトする。 米国の企業なら当たり前のことが未だ日本の中小企業では、旧日本陸軍の精神論で補給無き消耗戦を展開している。 それが現代の温泉旅館経営の問題点であることに気がつきました。 目を観光消費に転ずれば、円は、1ドル86円の高水準、政治は、衆参ねじれ国会で不透明、国内観光消費にとっては最悪の逆風下と言っても過言でない状況でこれからも節約型国内観光消費となることが想像できます。 この7月から外部からCEO、COOを当社に迎え入れ紫雲閣ホテルオグラを、国内観光激動期を乗り越えられる体制に変身させなくてはいけないと思っております。 節約型の温泉保養に対応した温泉旅館に変身できるかがここ3年間の国内観光市場で生き残れるか生き残れないかの境目となると思います。