2012年4月28日土曜日

インターネット普及により省力化される宿泊予約受付業務


温泉保養・疎開生活のススメ(第236話・2012.4.28)
 インターネットの普及によりあらゆる業界で省力化が進みました。 温泉旅館の予約業務も、省力化が可能になりました。今までは、紙ベースで各旅行社の予約帳票を予約台帳に記入し、予約台帳から部屋割表を作成していました。 インターネットのポータルサイトは、後発でしたので、旅行会社の情報伝達を踏襲し予約帳票をわざわざ作成し、FAX等で旅館へ送付し、旅館は、宿泊台帳を起こし、部屋割表を作っていました。 もちろん旅館では、フロントシステムでこの作業を電算化していますが、未だに予約確認票等の帳票類をプリントアウトしたり、フロントシステムのソフト代を支払ったりしています。 今回富士櫻温泉旅館では、より省力化とペーパーレスを実現する為、予約台帳の分散化、予約本台帳と予約補助台帳でシステムを構築してみました。 予約補助台帳は新たに作成せず、各予約ポータルサイトの予約検索機能を補助台帳に見立てます。 各ポータルサイトでは、預けてある客室に対する予約・キャンセルが行われていますので総客室数を上回らないようにコントロールし、予約が落ち着く直前に予約本台帳(実質は部屋割表)をエクセルで作成します。予約本台帳への入力は、サイト管理画面の予約検索(各サイトの予約補助簿の役割)からキャンセル以外の予約の必用情報をマウスでコピー&ペーストすれば簡単に予約本台帳が作成できます。 補助台帳は、各サイト上に存在しているのでバックアップの問題もクリアできます。 これにより多くのFAX用紙が不要となる訳です。 情報を一元管理する手法はもう古く、これからは分散管理の時代になると思います。 これが進むと旅行代理店のコンピュータシステムがクラウド上で構成され、ポータルサイトと同じような管理画面を旅館に提供する時期もそんなに遠いことではないかもしれません。 旅行会社とポータルサイトの合併で、使用されるシステムがポータルサイトのシステムになる事も想定されます。 ここ数年で旅行流通市場は、更なる変革が進むと考えているのは私だけでしょうか
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