2008年12月2日火曜日

温泉保養のススメ(12/2配信)


(64)温泉旅館のサービスを考える
 新興旅館チェーンのほとんどは、低価格の宿泊料金で、人件費を極力抑えたオペレーションを実施しています。 価格は、従来の旅館の三分の一で、従業員数も三分の一。 それでもお客様に支持されているのは、お客様の求めているサービスが変化してきている為だと私は、考えます。 お客様は、海外旅行や、ホテル利用を経験され、プライベート空間にスタッフ(他人)が入って来るのを嫌う傾向が多くなってきています。 サーバント的サービスに魅力を感じるお客様人口が減り、フレンドリーなサービスを求めるお客様人口が増えている状況を的確につかんだ新興旅館チェーンは、無駄なサービス要因を徹底的に省き人件費を圧縮し、提供価格を圧縮してお客様を集客するビジネスモデルを構築したわけです。 新興旅館チェーンを分析し、当社の再生ビジネスモデルの参考にしている私にとってお客様の求めるサービスを的確に捉えている新興旅館チェーンの市場調査能力には、脅威すら感じさせます。 温泉保養を目的としたお客様は、求める料理、求めるサービスもおのずと違ってきます。 それを見極める調査能力が、温泉旅館には、必要なのかもしれません。 今日の熱川温泉の海岸は、雲間からお日様がのぞくお天気で波返しの上からムクドリが海を眺めていました・・・・・
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