2008年12月1日月曜日

温泉保養のススメ(12/1配信)


(63)サーバント的サービスとフレンドリーなサービス
 旅館で提供するサービスは、高度経済成長期は、サーバント的サービス(召使のようにお客様にご奉仕するサービス)が主流でした。高度経済成長期に、海外旅行に日本人が出かけるようになり、外国のフレンドリーなサービス(ようこそ我が家に的なサービス)を受けるようになり、旅館より民宿を好むようになり、旅館でも一部が、フレンドリーなサービスを取り入れるようになってきました。 しかしながら、高額料金を頂く高級旅館では、一層サーバント的なサービスに磨きをかけ、サービスの高付加価値化に懸命になっていきました。 お客様もフレンドリーなサービスを求めるお客様とサーバント的サービスを求めるお客様とに別れてきています。この点のミスマッチが、利用満足度の低下につながりますが、利用満足度の低下は、しばらくすると自然に向上します。 なぜならそのサービスを受けたいお客様が集まってくるからです。 当館の場合、私が外資系銀行に勤務した経験からアットホームでフレンドリーなサービスを提供したいと思っております。 よく同業の方がお泊りになり、「サービスがなっていない」と書き込みに書かれたりしますが、そちらは、サーバント的サービスを提供する高級旅館でありますが、こちらは、庶民的な旅館でフレンドリーなサービスの提供を目指しているので、目指す方向が違います。
 高額高級旅館では、サーバント的サービス、中級旅館は、フレンドリーサービスと支払う宿泊料で、求めるサービスを選別する必要があるかもしれません。 昨日触れた新興旅館チェーンの多くは、フレンドリーサービスを採択しています。 フレンドリーなサービスを求めるお客様の人口が、多いのかもしれません。 今日の熱川温泉海岸の天気は、曇りテトラポットの上でムクドリが海と戯れています・・・・・
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