2009年1月8日木曜日


(83)温泉旅館の経営を考える。
 今私は、温泉旅館の経営をしていますが、経営に一番大切なものは、何かを常にかんがえ悩んでいます。 近年経営者の評価基準は、ROE(資本に対する利益率)が主流になってきました。 私も昨年までは、ROEの出せない自分自身に嫌気を覚えた事もありました。 経営者としては、利益を追求する事は、株主に対する責任でもあることは、間違いないことでしょう。 しかし旅館の役割は、お客様に宿泊する場を提供し、癒しを提供することで、お客様から頂く料金で成り立っている商売です。 利益を大きくすることを考えれば、お客様が損をします。 程々の利益が無いと、修繕や、支払いに困ります。 ROEは、ある一定の度合い、お客様が満足して支払える額が含まれればいいと最近気が付きました。 旅行需要の繁忙期に馬鹿高く、低迷期に馬鹿安値で展開する旅館もあれば、一年中低価格で展開する新興旅館チェーンもあります。 お客様にとって選択肢が増えたのかもしれませんが、どのスタンスで旅館を展開するかここ数年悩んできました。 私は、「徳」のある旅館経営をしたいと考え始めています。 利益追求よりもお客様と一緒になって温泉旅館の雰囲気を作りだし気持ちよくお帰り頂くためにどうしたらよいかを常に考えて参りたいと思います。人の為になる旅館作り手頃に「温泉保養」が実践できる旅館に紫雲閣ホテルオグラを成長させたいと思っています。 このごろ「味覚の物産展特売プラン」が売れ始めてきています・・・・・
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