
温泉保養・疎開生活のススメ(第29話・2011.5.28配信)
どんな企業でも経営するのに必要なのは収入の確保であります。 旅館経営に置き換えると集客力が最重点課題です。 流通経路が、高度情報化社会となり革命とも言える劇的変化を起こしている現代では、インターネットでの集客確保が必要条件であるのは確かですが、そこで販売される商品力も必要です。 いくら集客力があっても売れない商品ばかりの商品棚では、売り上げには繋がらないからです。 商品力は、価格性と商品性の要素から成り立っていますが、近年の日本の消費者は、長期化したデフレにより消費行動と予算で商品を品定めする傾向があります。 休日のお昼、家族3人で食事をする。 今日は5000円以内で食事をすると先ず予算が出てきます。日頃は、500円以内でランチを食べているから牛丼やマックではなく食事がしたい、でもちょっとランチビールも飲みたいと考えると寿司屋なら回転寿司、和洋中ならファミレス、同料金で設定している専門店と候補を連想し、消費行動が決定するパターンです。 予算より設定価格の高い飲食店は、最初の段階から候補から外れてしまいます。 いくら高付加価値を演出しても予算範囲からはみ出していれば選択肢にすらなれないのが現実です。 お客様の予算を知ることや同業他社の価格調査を重ねてゆかなければデフレ価格競争から取り残されてしまいます。 商品性も大切ですが、購入の決め手は、価格性です。 今L.C.I.(格安旅館)の1泊朝食付の宿泊プランでは、ゴルフ旅行やツーリング旅行等の目的明確旅行をされるお客様のご利用が多いですが、これは、ゴルフして温泉旅館に泊まって1万円の予算ということでしょうか・・・・・
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