温泉保養・疎開生活のススメ(第142話・2012.10.21配信)
平成の初めのころ、温泉旅館は贅沢な料理を食べ、コンパニオン・芸者と共に宴会を楽しむ場として企業利用が多かったです。 私は、チェース・マンハッタン銀行を退行し、父の旅館の経営を手伝うことになりましたが、このような旅館の将来を悲観しており、旅館に帰った時に「10年でこの旅館は潰れる」と発言しました。 退行前、私は日銀外為円決済システムの接合システムの開発を担当していました。 円決済の先物取引が導入され、バブルの持続策を見て、バブル崩壊を予見していたからです。 日本でバブルがはじければ、企業需要に頼っている料亭等の贅沢産業は、大きな影響を受けることが誰でも予想できたからです。 これからも、ギリシャを発端とした欧州危機、中国経済の成長期から成熟期(低成長期)へのシフト、アメリカの金融危機等、世界経済危機の時代になればますます贅沢の場としての温泉旅館の必要性は無くなると思います。 でもここ数年、お客様と接していて、安らぎの場すなわち温泉保養の場としての温泉旅館の必要性は拡大していることに気が付きました。 日本が貧しい時代明治時代でも温泉は人々に癒しの場を提供して参りました。 これからは家族団欒の場、休息の場、友人との語らいの場として同じ屋根の下で一晩泊まり、夕食、朝食、寝室を共にする場として存在意義が拡大してくると思います。 これからは、贅沢な温泉旅行は無くなりますが、手頃な温泉保養が拡大すると思います。サービスも過剰サービスをやめなるべく手頃な価格でお客様の温泉保養が実現できれば、温泉旅館も明るい未来があると思われます。 久しぶりに年末年始の数社の大手旅行代理店が完売出来、一般旅行代理店の団体予約が入る等当館にも明るい兆しが見えてきております・・・・・
伊豆熱川温泉海辺の料理温泉旅館紫雲閣ホテルオグラ
【電話番号】0557-23-1225
↓紫雲閣ホテルオグラの公式サイト↓
http://www.atagawa-shiunkaku.jp/
2011年10月21日金曜日
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